40代で人工関節手術をすすめられました
10年位前に変形性膝関節症と診断を受けました。2年くらい前から痛みがひどくなってきています。かかっている整形外科の先生からは「筋力のあるうちに人工関節手術も考えた方がいいかもしれない」と言われるようになりました。でもまだ40代ですし、手術にはやはり抵抗があります。手術しないで治す方法はないでしょうか。
- 確かに筋力のある内に手術を行うという考え方は間違っていないのですが、40代とのことなので、人工関節置換術を行うには早過ぎると思います。というのも、人工関節には耐用年数があるからです。今手術を受けた場合、人工関節を入れ替える手術が必要になってくると考えられます。
当院の治療法は人工関節置換術にとって代わる治療法ではありません。それでも、人工関節の選択を提案された患者さまには、人工関節を受ける前に一度検討していただきたい治療法です。膝の自己修復機能を活性化する効果が期待できるため、治療が上手くいけば人工関節にしなくても痛みが取れる可能性があります。ただ、変形の程度が強すぎ、自己修復での改善が見込めない場合などには適応外となることもあります。
一度、実際に膝の状態を拝見できたらと思います。